晴ラン雨読&酔灯夜話

晴れれば思い通りの場所を走り、雨が降れば静かに書物を繰る。そして宵には酒を飲みとりとめもないことを語る。

<晴ラン雨読>走ることについて語るときに僕の語ること 村上春樹

f:id:palakona:20200509183159j:plain

小説家でありランナーの村上春樹氏の書き下ろし。多くのランナーがそうだと思うが、走ってる時にいろんなことを考える。私も色んなことを考える。時計を見ながらゴール想定時間を計算したり、調子いい時はこの調子が続くよう祈ったり、走り終えてからの打ち上げのこと、はたまた仕事や趣味のこと、さまざまである。しかし著者の考えてること、大まかに四捨五入すればこの高名な作家と大差ないと思えた。しかしレースに対する真摯さは足下にも及ばない。