晴ラン雨読&酔灯夜話

晴れれば思い通りの場所を走り、雨が降れば静かに書物を繰る。そして宵には酒を飲みとりとめもないことを語る。

<酔灯夜話>正しく恐れよう <Drunken Night Story> Let's be afraid correctly

新型コロナウィルスが日本に蔓延して概ね半年が過ぎようとしている。その間毎日感染者数が報道されているが、どうも最近いたずらに不安を煽るだけのように思えてきた。新型コロナウィルスを盲目的に怖がるのでなく、正しく怖がる必要がある時期に来たのではないか。例えば「がん」以前は「がん」イコール「死」というイメージがあったが、最近は早期発見できれば高い確率で完治が可能となってきた。そのため定期的な健康診断を行う必要性が浸透し、ただしく怖がる素地はできてきたように思う。一方新型コロナもPCR検査を拡充し陽性者の速やかな隔離と日常の手洗いとマスクの徹底をすれば、正しく恐れながら経済活動との両立も可能ではないかと思う。

It has been almost half a year since the new coronavirus spread in Japan. During that time, the number of people infected is reported every day, but it seems that it has been just annoying for mischief these days. I think it's time to get scared of the new coronavirus, not blindly. For example, before cancer there was an image of “cancer” equal to “death”, but recently, if it can be detected early, there is a high probability that it can be completely cured. As a result, the need for regular health checkups has spread, and I feel like we have created a basis for fear. On the other hand, for the new Corona, if the PCR test is expanded to promptly isolate positive people, and perform daily hand washing and thorough masks, I think that it is possible to be compatible with economic activities while being afraid.

 

<晴ラン雨読>ダイヤモンドトレイル  <Fair Run Rain Reading> Diamond Trail

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2020年7月18日(土) 11:00-17:00

近鉄二上駅⇒加守神社⇒大津皇子の墓⇒葛木二上神社⇒雄岳⇒雌岳⇒竹ノ内峠⇒岩橋峠⇒近鉄磐城駅

距離:12.8キロ 累積上り960m 累積下り995m

Saturday, July 18, 2020 11:00-17:00
Kintetsu Nijou Station ⇒ Kamori Shrine ⇒ Prince Otsu's Grave ⇒ Katsuragi Nijou Shrine ⇒ Odake ⇒ Medake ⇒ Takenouchi Pass ⇒ Iwahashi Pass ⇒ Kintetsu Iwaki Station
Distance: 12.8km cumulative up 960m cumulative down 995m
 

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加守神社
 この神社から登山を開始。静かな神社であるがこの一帯の地名が「加守」であることから、由緒深いものを感じる神社であった。
Kamori Shrine
Mountain climbing started at this shrine. It is a quiet shrine, but since the area name of this area is "Kamori", it was a shrine where you can feel a long history.
 
 今日はとても蒸し暑く、山頂にほど近いこの場所にたどり着くまでに、大汗が滴り思った以上に厳しかった。
Otsu Prince Tomb
It was very hot and humid today, and it was tougher than I expected to be before I reached this place near the summit.
 

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二上葛木神社
 雄岳山頂の神社。やや鄙びた感じであるが威厳を感じる神社であった。このあと、ダイヤモンドトレイルをたどり、岩橋峠から下る。特に岩橋峠から奈良側への道が十分整備されておらず難渋を極め、なかなかつらいトレイルとなった。
Nijou Katsuragi Shrine
A shrine on the summit of Odake. It was a shrine that felt a little dull but dignified. After this, follow the Diamond Trail and descend from the Iwahashi Pass. In particular, the road from Iwahashi Pass to the Nara side was not well-developed and it was extremely difficult, making it a fairly easy trail.

<晴ラン雨読>ドライフライテクニック/ウェットフライテクニック 沢田賢一郎著

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多くのフライフィッシャーマンがバイブルと評する2冊。日本にフライ黎明期にフライに関するいくつかの迷信(「日本に渓流でドライは無理」とか「ウェットはつまらない釣り」)といった言葉に対する反論が一貫してこの2冊のテーマであるように思える。当時若かった著者のちょっと尖った心意気とこの国にフライを根付かせようとする気持ちにあふれている。テクニックは基本的なことをかなり論理だてて書かれているがゆえに、初級者(初心者は無理かな?)から上級者まで手に取れる2冊である。

<酔灯夜話>ZOOM飲み会の限界

ここのところ飲み会と言えば飲み会といえばZOOM。緊急事態宣言が解除になっとはいえ、まだ大勢の人が集う居酒屋は二の足を踏んでしまう。ZOOM飲み会も回を重ねると、当初はそのメリットが強調されて見えにくかった気になるところも感じ始めた。家で飲むためやはり準備しなければならない(あたりまえであるが)これを、参加しない家族にやってもらうのは心苦しいし、飲んでいておいしくない。また会話も周りでワイワイにぎやかな居酒屋というシチュエーションであればこそ、ちょっとはちゃけた会話も飛び出し盛り上がることもあるが、周りがシンとした自宅ではなんとなく、飲みモードの会話の波にならず、どうもアルコール付きミーティングのような体になってしまう感じである。やはりZOOM飲み会は緊急避難的な措置で、本来は居酒屋で仲間と飲むのが本筋。コロナの心配がなくなれば街に出て飲もう、そして経済を少しでも回そう。

<晴ラン雨読>観音寺城跡

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2020年6月4日(木)17:10-18:15 8.1キロ 累積上り45m 累積下り45m

和泉中央和泉府中観音寺城跡⇒和泉中央

 この日は今シーズン最も暑くなった日とか、夕方も気温があまり下がらずちょっとランにはしんどい、おまけにマスク代わりにしている手拭いも口元に熱気がこもり、汗でへばりつくのでしんどいランとなった。和泉府中から和泉中央にむかう、和泉中央線の傍らに観音寺城跡の石碑があった。近くには小栗街道もとおっており、このあたりは交通の要所だったことをうかがえた。

 

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観音寺城

 延元3年(1338年)北畠顕家高師直と争ったときに立て籠もった所という。 北畠顕家は奥州の兵を率いて足利方の軍勢と戦い各地を転戦したが、延元3年(1338年)に追い詰められ、石津川の畔に陣を構えた足利方の武将高師直と激戦の末に討死した。(城郭放浪記さんHPより)

 

<晴ラン雨読>地球はグラスのふちを回る 開高健

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なかなか旅行に行けないコロナ禍のこの御時世、こういった本が無性に読みたくなる。昨今はグローバル化だの多様化など、難しくパワーポイントのようなこぎれいな表現で語られるが、上澄みの澄んだ部分だけのような気がする。この本では酒、釣り、料理、そしてアングラな世界も含め、いわばそこにたまった澱おもかき交ぜで空られている。世界は混沌として面白い。と思えた一冊。

それはさておき、いま先の見えにくい時勢こそ、「悠々と急ぐ」のだ。

 
 
 
 
 

<酔灯夜話>夢とリスク

 ここのところ飲み会と言えばZOOM。今回話題に上がったのは、コロナ禍でしばらく休業を余儀なくされていた知り合いの飲食店の廃業。「潔く廃業」との言葉尻を負うラス方向で受け止めると、余力を残して損切りした。とも受け止められる。コロナ禍が収まったたら再起を期待したい。コロナ禍では個人で事業をされてられる方々が最も影響を受けられたと思われる。大手のサラリーマンは「テレワークの慣れれば仕事できますね。」なんて、彼らからすればのんきなセリフではなかろうか?自分のしたいこと、夢を追いかける個人事業はあたらめてリスクとの背中合わせであることなんだろう。このままコロナが終息しなければ、大手の社員もそうそうのんきなことをいってられらくなりそうだ。